分子栄養学においてタンパク質は超重要!食べたもの消化できてる?

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五大栄養素とそれぞれの主な働き

三大栄養素は、タンパク質・脂質・糖質ですね。

これにビタミン・ミネラルが加わって五大栄養素となっています。

それぞれの主な働きは以下のようになっています。

  • エネルギー源となる→糖質・脂質・タンパク質
  • 体を作る→タンパク質・脂質・ミネラル
  • 体の調子を整える→ビタミン・ミネラル

これらの栄養素はすべて重要ですが、今回はタンパク質に着目していきたいと思います。

タンパク質は体を作る材料となるため超重要

タンパク質は体を作る働きがあるといいました。これがどういうことなのか、具体的に説明していきますね。

体は、臓器が集まってできています。

臓器は、細胞が集まってできています。

この細胞の材料になるのがタンパク質です。

つまり、細胞の材料となるタンパク質が不足していると、細胞の機能が低下し、

機能が低下している細胞が集まってできた臓器の機能も低下し、

臓器が集まってできている体に不調が現れるということになります。

分かりました、タンパク質をたくさん食べればいいんですね!!

と、なりがちですがちょっと待ってください!

タンパク質を消化するための消化酵素もタンパク質からできている

もし、現段階でタンパク質の不足がある場合は、

タンパク質を消化するための消化酵素も不足していることが考えられます。

この状態で、急にタンパク質の摂取量を増やしても消化不良を起こしてしまうので注意が必要です。

タンパク質の不足→消化酵素の不足→タンパク質の摂取量増やしても消化できない→タンパク質の不足→・・・

と負のスパイラルに陥ってしまう可能性があります。

え、じゃあどうすればいいんだ~・・・

と思った方、安心してください。このあと説明しますね。

その前に、タンパク質が消化されないとどうなるのかについて触れておきます。

未消化のタンパク質の有害性

未消化のタンパク質は、腸で悪さをします。

胃で消化しきれなかったタンパク質は、分子が大きいので小腸で吸収することができません。

小腸を通過し、大腸で腸内細菌によって分解されますが、その時に有毒アミンが生成されます。

これが、再吸収されて肌トラブルなど、さまざまな不調を引き起こします。

腸内環境も悪化します。

また、腸内環境が悪く、腸に穴が空いたような状態になっている場合があります。

この腸に穴が空き、不調を引き起こしている状態を「リーキガット症候群」といいます。

普通だったら、腸から体内に入ることができるのは、小さい分子のものだけです。

しかし、リーキーガット症候群を引き起こしていると、腸に空いた穴から分子の大きいタンパク質が体内に入ってきてしまいます。

すると、分子が小さい場合は栄養として認識されるタンパク質も、分子が大きいと異物として認識されてしまうため、アレルギー等の自己免疫疾患の原因となり得ます。

こうならないようにするためにも、腸内環境を整えることは大切といえますね。

タンパク質不足の負のスパイラルから脱却するには?

ここまで、タンパク質の重要性、消化の重要性についてみてきました。

では、具体的にどうすればよいのでしょうか?

一例をご紹介します。

  • よく噛む
  • 物理的に小さいものを選ぶ(ステーキよりひき肉にするなど)
  • 胃酸の分泌を高めるものと食べる(酸っぱいものなど)
  • 柔らかくして食べる(塩麹など)
  • 消化酵素サプリメントを活用する
  • 腸内環境を整える

こういったことが挙げられます。

おすすめは、消化酵素サプリメントの活用です。

タンパク質不足がある場合は、いったんサプリの力に頼り、効率的に効果を得るのも一つの手ですよね。

なるべく食事由来のもので・・・という方もいらっしゃると思います。

自分に合うものを、試してみてくださいね。

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