玄米っていいの?
と、よく聞かれます。
この答えは、玄米という食品に「何を求めるのか」で変わってきます。
この記事では、
「健康のために玄米食べたほうがいいの?」
という疑問にお答えします。
玄米の注意したいところ
農薬
「もみ」から「もみ殻」を取ったものが玄米
「玄米」から「ぬか層」を取ったものが「胚芽米」
「胚芽米」から「胚芽」を取ったものが「精白米」
一般に、外側の方が農薬がたくさんかかっています。
つまり、この構造でいうと、玄米が一番農薬がかかっています。
農薬についての問題は、無農薬の玄米にすることで解決できますね。
フィチン酸
玄米にはフィチン酸が含まれています。
フィチン酸はミネラルと結合して、
その吸収を阻害するといわれています。
フィチン酸の問題は、
一定時間水に浸したり、発芽させたりすることによって
ある程度は解消できそうです。
ミネラルを多めに摂るというのも、一つの手かもしれませんね。
なお、有害な金属にも結合するので、
これを体外に排出してくれるといういい点もあります。
その他
ほかにも、アブシジン酸に関することがよく取り上げられていますよね。
酵素を阻害するとか、消化不良を起こすとか・・・
この辺については、見解が分かれていて
結論あまり明らかになっていないのでは?と思っています。
アブシジン酸がらみで、心配される点があるかも!
ぐらいのスタンスがよいのではないでしょうか。
玄米のいいところ
- 食物繊維が豊富!
豊富がゆえに、消化不良になりかねない。
と言い換えることができるので、ここは視点次第ですね!
- ビタミンが豊富!
- ミネラルが豊富!
これは、フィチン酸の問題と合わせてみるとどうでしょう。
プラマイゼロかむしろマイ、かもしれませんね。
結論:「健康のために」おすすめとは言い切れない
玄米には、いい点も、気を付けたい点もあります。
これは、玄米に限った話ではありません。
大切なのは、プラスを最大にして、マイナスを最小にすること。
ここからは筆者の考えですが
玄米のプラス面(食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富)を最大化するために、
マイナスを最小にするためのコスト・手間・リスク(無農薬、発芽玄米の価格・水に浸す・ミネラル等の補給・アブシジン酸については不明な点もあるなど)を考慮するのは
「健康のために」という視点からみると割に合ってなさそう(?)笑
おいしいからとか、好きだからという理由で食べるのはいいと思います!
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