『佐々木敏のデータ栄養学のすすめ』を読んで感じたこと3選

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読書しました。

学びがたくさんありました。

初めて知ったこと、それな!ってこと、なるほどねってこと。

一部をシェアしたいと思います。

正しい知識を持ち、それを実践すること

結局、巡り巡ってこれに尽きる。

なんで健康であることを目指すのかって、細かい理由は人それぞれだと思うけど、

元をたどれば、「より豊かな人生にするため」のような気がします。

知識ばっかり持っていても実践できなかったらあんまり意味ないし、

実践していても、そもそも知識が間違っていたら、健康からは遠ざかってしまう。

世の中にはいろんな人がいて、いろんな健康法があって、

同じもので効果がある人とない人がいるのは、よく考えたら当たり前。

誰一人同じ人はいないからね。

だったら、何が自分に合うかのが分かるに越したことはないですよね。

そのためには、一般的にはこうで、自分はこう。と2ステップ必要です。

知識が必要なのは明白ですね。

ここで注意したいのが、まだ分かっていないことがたくさんあるということ、

今正しいとされていることが、今後覆る可能性もあるということです。

わかっていないことがあるという事実、

これから変わるかもしれない可能性がゼロとは言い切れない事実を

正しく認識しておきたいですね。

ゼロリスクのものだけを取り入れて生きていくのはほぼ無理

というか、そんなものはほぼ無いといったほうがいいかもしれません。

たいせつなのは、できるだけプラスを大きくしてマイナスを小さくすることです。

佐々木敏 (2018). 佐々木敏のデータ栄養学のすすめ 氾濫し混乱する「食と健康」の情報を整理する 女子栄養大学出版部

これは本当に「それな!」です。

頭では分かっているつもりなのに、

ついついマイナスの事実に過敏になりがちですよね。

リスクがあることを知っていることは重要です。

でも、過剰に反応する必要はありません。

赤身肉に大腸がんの発がん性があるのは事実のようです。しかし、赤身肉だけで大腸がんが起こるわけでも、赤身肉だけ避ければ大腸がんにならないわけでもありません。

佐々木敏 (2018). 佐々木敏のデータ栄養学のすすめ 氾濫し混乱する「食と健康」の情報を整理する 女子栄養大学出版部

要は「バランス」ですね。

ちなみに、根拠は重要です。詳しく知りたい方は、ぜひ読んでみてください。

数字の扱いは参考までに

例えば、検査をした結果が基準値からはずれていたとしても

直ちに病気というわけではないし、

ある日の食事が摂取基準値より足りなくても

直ちに栄養不足というわけでもありません。

「基準」も「結果」も数字ですよね。

もちろん、参考にはなります。

でも、これをあまりにも信用しすぎるのは考え物です。

感染症の検査をしたとして、本当は感染していないのに結果は陽性だったり、

本当は感染しているのに陰性だったりすることもあるのです。

健康診断の結果でいえば、いつもは血圧が高いのに、

測ったときにたまたま低かったら結果は「正常」になるし、

いつもは低いのに、測ったときにたまたま高いと「異常」になります。

つまり、数字は参考にしつつも、それにとらわれすぎないほうがいいよね、

ということです。

まとめ:人生をより豊かにするための「食」

『佐々木敏のデータ栄養学のすすめ』を読んで感じたことについて書いてきました。

  • 正しい知識を持ち、それを実践すること
  • ゼロリスクのものだけを取り入れて生きていくのはほぼ無理
  • 数字の扱いは参考までに

ゴールは「人生をより豊かにするため」ではないでしょうか?

ここがブレなければ、やることはおのずと明確になる気がします。

栄養学の知識はもちろん、考え方の幅も広がる本でした。

気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね!

ちなみに第2版も出ているようです。気になる方はこちらから!↓

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